月イチ更新のショーケース
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

JMC201206


山はまるで墓標のようだった。

JMC201204

絶え間ない砲撃。緑青き木々は焼けただれ、倒れた。
土は掘り返され倒木に降り積もる。


JMC201208


「弾着、今」 射撃指揮所から無線が入る。

JMC201207

金切り声のような爆音が響いたあと山の稜線に爆炎と土煙が湧きあがる。
やや遅れて腹の底を揺さぶる弾着の音がした。

JMC201211

「遠し、7右、左へ5、引け100」

JMC201209

JMC201205

放棄された塹壕に前進観測班が陣取り、降り注ぐ砲弾の行方を追う。その死と破壊の行方を見据える。

JMC201203

圧倒的な破壊とつんざく音の隙間で、人がうごめいていた。




【作品解説】
英語のスラングである“Rat Race”(ラットレース)
無意味な激しい競争。過当競争。生存競争。また、同僚間の栄進の競争。という意味を持つそうです。

 ジオラマに表したのは、傭兵軍前進観測班と破棄されたシュトラール軍グローサーフント。

 砲兵師団(ドールハウス?)より火力支援が必要な最前線の部隊へ派遣、視射界よく確保で
きる位置に配置され、攻撃要求とデータを射撃指揮班(FDC)に送る役割、そしてその効果判定
をするのが前進観測班(FO)です。これらの役割は火力支援を適切に統制することで誤爆を防
ぎ、最前線で活動する味方部隊の安全を確保することにつながります。


 多分、砲撃観測型S.A.F.Sラクーンに改編される以前はこんなのだったんだろう
「人と機械」を絡めたかったってのが本意です。


 ベースは、電化製品の梱包用発泡スチロールを合わせてたら「…塹壕っぽい?」→「擱座したグ
ロフンでどう?」→「背丈が合わせられることで人とも絡みやすくなるし」→「イイねw」ですぐ構図は
決まりました。

タミヤ1/20レーシングチームとハセガワの傭兵軍兵士をエポパテなどで改造。グロフンはストレート
に組んでいます。ベースへの配置などが一番気を使ったところ。ジオラマ構成の段階はしんどいけど、面白いもんです。

キット、ベースの塗装は全て毎度アクリルガッシュの筆塗り。

JMC201212

JMC201206



 Rat Raceのratは通常はドブネズミを示す単語で、猫がmouseを追いかけるのに対し、ratは犬
が追うイメージだそうで、、、ならばグローサーフント(独語:大型犬)に対して、人の面もマスクを
かぶせることで、ネズミっぽい風貌にしました。某首都警特機に見えるのは多分気のせいです(爆

 
 ベースには次の言葉を添えました。

"Only the dead have seen the end of the war." - Plato

 死者だけが戦争の終わりを見た。 - プラトン



この作品は、ハセガワJMC2012において「マシーネンクリーガー賞」を受賞しました。

ありがとうござました。

JMC201201









スポンサーサイト

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用


| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2012 【東風製作所】, All rights reserved.
まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。